コロナが増えてきたもののまだ他人事だった2020年初め、夫のオーストラリア転勤が決まりました。
母一人で3人の子どもを連れて一泊乗り継ぎ→14日間のホテル隔離を経験したまとめです。
- 乗り継ぎ状況
- 準備しておいて良かったもの
- あれば良かったもの
- 隔離ホテルでの過ごし方
について思い出すことを追記していきます。
転勤・引っ越しスケジュール
当初の予定では4月に夫が出発
1学期を終えたら私が子ども3人(9歳・7歳・3歳)を連れて出発。
のはずが・・・
コロナ禍での休校、オーストラリアの国境閉鎖などを経て
9月に夫が出発、私と子ども達は12月に東京を発つことになりました。
夫が出発してから私達が発つまでの3ヶ月間は、自分の会社を引き払い、家の引っ越し荷物をまとめ、子ども達それぞれの学校、習い事、お友達へお別れをし、生きた心地がしない程大忙しでした。そのころの記憶があまりない・・・
本来ならば2学期を終えてから区切りの良いタイミングで出発したかったのですが
2週間の隔離生活が年末年始に重ならないように
(年末年始で色々と休みになる中、隔離されているのは何かあった時に心配という夫の意見に従い)
12/11 成田出発→シンガポールで1晩乗り継ぎのためトランジットホテル滞在18時間
12/12 朝の便でシンガポール発→夕方オーストラリアのパース到着
というスケジュールで移動してきました。
シンガポール航空 子連れ乗り継ぎ旅
コロナ前は飛んでいた直行便が無くなり長い時間をかけて乗り継ぐことになった長旅。
成田からパースへ
以前はANAの直行便が飛んでいましたが、コロナの影響で運休となり乗り継ぎありの子連れフライト。
大人一人で子ども3人を連れていて何が大変かって、ホテルや空港でのチェックインなどの手続き時、荷物の上げ下げをしている時にに子どもを見ている人がいない。
飛行機の中で
トイレに行きたくなったり
飲み物をこぼしたり
お菓子を食べたくなったり
食べ物をひっくり返したり
本を読んで欲しがったり
飛行機座席の前画面の操作がわからない
ヘッドフォンから音が聞こえない
おもちゃを落とした
〇〇がない~
とエンドレスに出される子どもの要望に応えるのも
道順を確認して手続きを確認して目的地を目指すのも
全て自分担当なわけです。
- 2週間の隔離生活を乗り切るための荷物
- 規制が厳しいオーストラリアへ手持ちでなければ持っていけない荷物
- 隔離が明けてから引っ越し荷物が届くまでの最低限の荷物
を持っているので、それはもう女性一人で持って行くことが考えられないほどの荷物総量。
スーツケースはXLサイズを3つ買い足しました。
TABITORA(タビトラ) スーツケース 大型 人気 8輪 アルミフレーム
シンガポール航空 ビジネスクラス預入荷物
シンガポール航空のビジネスクラスは
1人につき40キロまで預け入れが出来ます。
1人40キロまでだけれど、1個の荷物は30キロまで。
このXLのスーツケースいっぱいに入れても大体20キロ台後半で
30キロを超えることはありませんでした。
「海外への引っ越し」という気が遠くなるくらい大変だった作業を終えた翌日からの長距離フライト。
コロナがなければ、夫に迎えに来てもらうか、両親にパースまでついて来てもらうことにしていました。
一人で子ども3人を連れて移動する選択肢は無かった!!
でも今はコロナで夫が帰ってくることも、夫の扶養家族では無い両親がオーストラリアへ入国することも出来ないので、とにかく前に進むのみ。
旅行で海外へ出る人がいないので成田空港にはほとんど人がいません。
3歳の末っ子が急に走ったり、そうかと思えば抱っこ~となったりするので
今回の移動で大活躍したのがこの3輪車型バギー。
バギーに乗るほど赤ちゃんでは無いのだけれど、抱っこするのも重い年齢にぴったり。
コンパクトにたためて背負うことも出来るので、私はとても重宝しました。
その後の海外生活でもとても重宝していて、街では必ずと言って良い程、どこで買ったの?と聞かれます。
シンガポール航空のビジネスクラス内は、前方に同じような境遇かなと思われる母子と別で男性一人がいたのみ。
ビジネスクラス最後列を横並びで4席取っていた私たちの周りには誰もいなかったことが救いでした。
サービスが良いということで有名なシンガポール航空ですが、食事がコロナの影響で簡易メニューになっていたことが残念。
大人のランチ↓
子どものランチ↓
機内では小学生2人はそれぞれ自分の席の画面で映画を観たり、ゲームをして過ごせる時間が長くなり、成長を実感。
(まあバタバタもあったけれど、想定していたよりも〇)
大変なのは3歳の末っ子。
色々なおもちゃや本を持ってきたけれど
一番役立ったのは スマイルゼミ とこのお絵かきボード。
書いては消し、書いては消し
しまいには全部塗りつぶし・・・
離陸・着陸時夢中になっていてくれて今回のフライトで一番活躍してくれたお絵描きボード。
この時初めて見せたことで食いついてくれて、手も汚れずに楽しめて、軽くてとても良かった。
子連れ長旅におすすめしたい、アイテムになりました。
シンガポールチャンギ空港 子連れ乗り継ぎ
シンガポールへ着いてから、翌日の朝のパース行きフライトまでトランジットホテルで一泊。
コロナにより動きが制限されるので
無駄な行動が無いよう、誘導されます。
迷うことが無いという意味では安心。
列になってまずは乗り継ぎ確認のカウンターへ。
パスポートやチケットを見せ、乗り継ぎ者であることを確認。
その後またもと来た道を戻りトランジットホテルへ。
この道のりがターミナル内を端から端まで行ったり来たりさせられることになり
長距離フライトですでに疲れている7歳の娘も最後は泣きべそに。
3歳末っ子には本当に三輪車バギーがあってよかった!!
空港内のトランジットホテルがいくつかあると知らず、誘導の方からホテルの名前を聞かれ焦ったので、事前に確認しておいた方が良いです。
私たちが宿泊したのはAMBASSADOR TRANSIT HOTEL
翌日も担当者が迎えに来るからそれまで部屋から出ないようにと言われました。
夕飯と朝食のメニューもチェックイン時に決定し、部屋に運ばれて来るとのこと。
19時の予定と言われましたが、子ども達が疲れていたので、18時に変更してもらいました。
18時間の滞在となった部屋は広くて、4人でも問題なし!
でも母は何だか心細かった。
(いつもよりは)団結してくれていた兄妹に感謝して、涙が止まらなかった成田空港から中継地点に無事到着していることを両家の両親へ連絡しました。
部屋に運ばれて来た夕飯↓
2日目フライト・パースへ
シンガポールからオーストラリアへ出発する朝、集合時刻を予め伝えられていたものの、出発時刻が近づいてきても朝食が運ばれて来ないため、フロントに電話をしてお願いしました。
すぐに持っていくと言われてからも届かないまま出発時刻となり、子ども達はお腹が空いてぐずり喧嘩…とにかくすぐに食べられるものはたくさん持って行っておいた方が良いです。
お菓子やカップラーメンを持っていたものの、「朝ごはんが食べたい~」という我儘を発揮する3人におにぎりやパンを持って来れば良かったと後悔しました。
電話をしても持ってきてもらえないため、フロントにお願いしに行こうと部屋を出たところ、監視の人から「迎えに行くまで絶対に部屋を出てはいけない!!」と止められました。
子ども達がお腹を空かせているけれど出発時刻になってしまうから朝食をお願いしたいと伝えると、最終的に出発時間直前に4人に対して1人分の朝食が運ばれて来ました。
もうその頃には手持ちのお菓子などでお腹は満たされていた…
出発時刻になり、列になって空港内を搭乗口まで移動します。
私語は厳禁。
お店は一部開いているものの、入ってはいけません。
シンガポールからオーストラリアへの便はほぼ満席でした。
日本人の客室乗務員さんがいなかったので、子ども達全員が飲み物を頼むことも一人では出来ず、私は3人の間を行ったり来たり。
お腹がいっぱいになって、満足して大人しく過ごし始めるまではやっぱりバタバタ。
横並びの席だったので、通路を挟んで一番奥の子のところまで何度も往復しました。
空港到着→ホテルへ
パースの空港に着いてからは大変すぎてあまり記憶がありません。
3人の子ども達を連れて、あの大量のスーツケースを受け取って運ばなくてはいけないのですから。
そして慣れない早口のオーストラリア英語に苦戦しながらの入国審査やその他コロナで加わった手続き各種がありました。
宿泊先のホテルを伝えられ、バスに乗るよう誘導されます。
バスまでの荷物移動は自分たちで行う必要がありました。
重いトランクを上げたり下ろしたり、翌日から身体がバキバキだったのも良い思い出…
コロナのため出来るだけ他人の荷物には触れないようにしている印象。
大荷物と子ども達を連れて、末っ子がトイレに行きたくなったり(最終的には漏らして絶望)パース空港に着いてからがこの旅の大変さのトドメだったと言っても過言ではありません。
子連れフライト・乗り継ぎにあって良かったものまとめ
この4点が無かったらどうやって隔離ホテルまで到着できたかわからないという程お世話になった品々。
隔離を終えた今、海外生活でも大活躍しているものばかりです。
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